おいしいパリ暦 [本(暮らし・健康・子育て)]
しかし、わたしは申し訳ないくらいに雑誌というものを読まないのだけれど
こちらはフィガロの連載をひとつにまとめたものだそうです。
『美味しい』や『旨い』を享受するためには、
季節の色や香りや瑞々しさをとらえる能力というか
植物であれ動物であれ、うまく命を切り取る能力の様なものが必要かと思う。
時に残酷さを感じたとしても、生生しくなければ美味しさというものは
写真や文章では伝わらないと思うのです。
ああ、上手だなあと思って奥付を見るとこの方、
自分よりもだいぶ年上。
ゆえか、ハコ寄りのふわふわしたものでなく
きちんと料理や食材に焦点の合った、一冊。
5年後10年後、お店はなくなっていたとしても
この食の嗜好、主体性は変わらず信頼できるのではないかしら。
by345
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