空をつかむまで [本(エンターテイメント)]
最近、なぜか青春系が続く。
この作者を今まで知りませんでした。
坪田譲治文学賞受賞作。
全国でも有数の水泳選手だけど元不良、
元いじめられっ子のデブ、
アスリートの才能があったのに挫折した主人公。
なぜか、3人でトライアスロンのリレーに出場することになった話。
そこに、恋や成長や友情が絡まるお話。
最近この手の話に違和感を感じてしまう。
こんなに悩んだっけ?こんなに深刻だったか?
そもそもこんなに大人だったか?こんなに友情ということを強く意識したか?
自分がもっと平和に楽しくポワーッと過ごしてきたからなのかな。
ある意味幸せだったなと今更ながら思ったりする。
ただ、この作者はスポーツをしたことがないのかな?と思うところもチラホラ。
いやいや、そんなに簡単には・・・と。スポーツ物語がメインではないとはいえ、
ちょっと雑な感じはがっかり。
主人公3人を軸にそれぞれのストーリーを詰め込み過ぎな感じが否めない。
ここでSEXの話がいるかな?分かりやすい伏線を今頃回収しますか?
などなど…。
と言いつつ、やはり青春小説はテンポよく読める。
青春小説的な本が読みたくなるのは
「あの頃は良かったなぁ~」的な潜在意識のせいなのか…。
良くない良くない。
、という気分の時におススメ。
by dg23
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