頂上対談 [本(エッセー・随筆)]
ビートたけしと色んなジャンルの人々との対談集。
10年くらい前の本なので、古いです。
話題が。
しかし、人は古くなってない。
スポーツ選手も多いのに、
「あの人は今」的な人がいない。
対談だけど、ちょっとした話題も全部自分のことにつなげてしまう人もいて
有名だろうが無名だろうがそういう人ってどこにでもいるんだねと思ったり。
石原慎太郎氏の対談では八百屋とか魚屋とかって言葉が
差別用語になっていると初めて知った。
青果店、鮮魚店なんて言ったって、
なんのイメージも湧かないや。
うちには昔、ひいおばあさんもおばあさんもいて
「支那事変の時はな・・・」なんてよく話をしてくれたものだけど、
無粋なわたしは
「今はシナって言っちゃいけないんだよ。日中戦争と言うんだよ。」などと、
学校で言われたことを知ったかぶったりしていた。
『支那事変』の「体験談」のほうが、
社会の先生の「教科書の朗読」よりよほど素晴らしいのにね。
そういう陰な意味も含めて、生きていた名詞だったのにね。
そういう生きている名詞を、良かれと思って殺すみたいなことだと思うなあ。
by345
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