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阪急電車 [本(エンターテイメント)]


阪急電車 (幻冬舎文庫)

阪急電車 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/08/05
  • メディア: 文庫



話題の有川浩作品。
以前、同作者の『図書館戦争』を手に取り、
どうしても読む気が起きなくてページをめくる前に挫折。

この作品も、映画の宣伝を見る限り、「う~ん恋愛モノか~…」な感じだったけれども、
貸してくれる人がいたので、帰りの電車で読み始めてみた。

まさか、こんなに面白いとは…。
恋愛小説を読み返すことがあろうとは…。


図書館で気になっていた女性と電車で隣合い、恋が始まる若い二人。
婚約中に同僚に彼氏を取られた相当な美人。
ダメな彼氏との付き合いに悩む女子大生。
田舎から出てきた初々しい二人の初めてのお付き合い。
ちょっと年の離れたおバカな彼氏をもつ女子高生。

そんな、ありがちな?なさそうな?恋愛が、可愛い孫と優しく厳しいおばあちゃんを中心に、
阪急電車の中で少しづつ接点をもちながらすれ違い、明るい未来へと歩き出す。

というお話。

「討ち入りは果たせたの?」
「くだらない男ね。やめときなさい。」
「孫には常識を教育しております。」
というカッコいいセリフを連発するおばあちゃんを筆頭に、
それぞれのキャラが素敵だ。

素直に自分の恋愛を振り返れる女性しかり、ちょっとの勇気を振り絞る男の子も
キャラのお友達も、大魔神のお兄ちゃんも。
(大魔神のお兄ちゃんの件が好きで、読み返したりして)

分かりやすいヒール(ちゃっかり女、DV男、騒ぐおばちゃん達)のお陰なのかもしれない。

久々に映画も見てみたいと思える作品。
おススメ。

by dg23


タグ:★★★★★
posted by dg23 at コメント(2)  トラックバック(0) 
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コメント 2

かおり

有川浩、このところ少々はまっています。
「塩の街」「空の中」、ちょっと甘めですが「植物図鑑」などがツボでした。
これもとても好きな作品になりました^^
着想がとても興味深い作家さんだと思います♪
by かおり (2011-06-10 18:49) 

345

かおり様
これ、O氏絶賛でしたね。
かおり様もお好きとは!
↑見つけたら、きっと読むと思います♪
おおそうだ、先日広島出張の折にドリアン行ってこいと
強制したんですが、おみやはやはりもみじ饅頭でした・・・。
いえ、美味しかったですけどね♪


by 345 (2011-07-12 01:15) 

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