十八の夏 [本(エンターテイメント)]
第55回日本推理作家協会賞を受賞、
「2003年版このミステリーがすごい!第6位」
という触れ込みに惹かれ、はじめての「光原百合」という作家に挑戦。
ペンネームなのかな?
綺麗な名前に、いかにも乙女チックな印象を勝手に抱く。
筆者の名前のイメージって結構重要かも。
北方謙三! う~ん男臭がする!
柴田錬三郎!時代小説!
と感じるのは後付けか・・・。
で、光原さんのこの作品。
連作ミステリーとなっているが、4編のうちミステリー色が強いのは
最後の一作だけ。
表題の「十八の夏」はひと夏の淡い青春の思い出ストーリー、
自分の十八の頃を思い出しても特にキュンとは来ない。
二作目、三作目はミステリー?ユーモアを交えて語られるストーリー
は微笑ましいばかりで、フフッと静かに終わる。
どうして、この作品が評価が高いのかイマイチ解らないのは、
相変わらずの純文学的な感覚の欠如のためか…。
しかし、連作で軽く読め、ひとつひとつの話には入り込める。
ちょっとした時間の合間にお勧め。
by dg23
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