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十八の夏 [本(エンターテイメント)]


十八の夏 (双葉文庫)

十八の夏 (双葉文庫)

  • 作者: 光原 百合
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 文庫



第55回日本推理作家協会賞を受賞、
「2003年版このミステリーがすごい!第6位」
という触れ込みに惹かれ、はじめての「光原百合」という作家に挑戦。

ペンネームなのかな?
綺麗な名前に、いかにも乙女チックな印象を勝手に抱く。
筆者の名前のイメージって結構重要かも。

北方謙三! う~ん男臭がする!
柴田錬三郎!時代小説!

と感じるのは後付けか・・・。

で、光原さんのこの作品。
連作ミステリーとなっているが、4編のうちミステリー色が強いのは
最後の一作だけ。
表題の「十八の夏」はひと夏の淡い青春の思い出ストーリー、
自分の十八の頃を思い出しても特にキュンとは来ない。
二作目、三作目はミステリー?ユーモアを交えて語られるストーリー
は微笑ましいばかりで、フフッと静かに終わる。

どうして、この作品が評価が高いのかイマイチ解らないのは、
相変わらずの純文学的な感覚の欠如のためか…。

しかし、連作で軽く読め、ひとつひとつの話には入り込める。
ちょっとした時間の合間にお勧め。

by dg23

タグ:★★☆☆☆
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